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ポケットの中の二十世紀。『The 20th Century Voyage(二十世紀ボヤージ)』がiPhoneにやってきた。
未来派図画工作さんの、Mac用スクリーンセーバー『The 20th Century Voyage(二十世紀ボヤージ)』が、iPhoneアプリとしてリリースされた。
スクリーンセーバーでなく、掌の中のiPhoneで時の流れを眺めるのは、また別の感動がある。
『The 20th Century Voyage(二十世紀ボヤージ)』とは
Macユーザーなら、知らない人はいなんじゃないだろうか。
このアプリケーションは二十世紀の歴史をランダムに表示します。現れては消えていく膨大な数の出来事を眺めていると、あらためて人類の歴史は多様で複雑であると感じるでしょう。そして出来事の偶然のつながりを発見することで、あなたの心の中に新しい二十世紀の姿が現れてくるはずです。
二十世紀ボヤージはMac OS Xのスクリーンセーバとして2003年に誕生しました。様々な人に情報を提供していただきながらバージョンアップを重ねてきましたが、このアプリケーションはそのiPhoneバージョンとなります。これまでのスクリーンセーバでの旅の内容はそのままに、iPhoneならではの機能を追加。きっと新しい歴史の風景を眺める事が出来るはずです。
~ 未来派図画工作
「何かオススメのスクリーンセーバーない?」という質問の筆頭にあがるのが、この『The 20th Century Voyage(二十世紀ボヤージ)』。Windowsユーザーで、使えないことに歯噛みした人もいるかもしれない。(このスクリーンセーバー使いたさに、Macにスイッチした人もいるとかいないとか。)
出来事と一緒に、著名人の名言も表示される。これも、また良い。
設定とか
右下の設定ボタンをタップして、設定画面を開く。
設定画面は、オリジナルで美しくデザインされている。
以下、それぞれ設定の詳細。
—
- 「Birth Year」:生年の設定
自分の生年をスライダーで設定できる。
生年を設定すると、しばらく自分の生年周りの出来事が表示される。
自分の生まれた年に何が起こっていたのかを知るのも面白い。 - 「Color」:色の設定
色合いを3色から選べる。
どれも美しく、気分に応じて気軽に切り替えられる。
- 「Language」:言語の設定
表示言語を、日本語/英語、切り替えられる。
英語で表示してみるのも、味があっていいかも。
画面をフリックすると、年を指定できる。
ぐるっと回転させると。
横向き表示にもしっかり対応しています。
要望とか
- 実用性なんか別に要らないよ、と思いつつ。
時間表示ができれば、時計アプリのように卓上で使えて便利なのになー、とか。過去と未来を同時に見るってのもアリだろうなー、とか。
- せっかく色合いの切り替えができるので。
Macのスクリーンセーバーのように、時刻に応じて背景色が変化するようになったら、素敵だなー、とか。夕焼けの河原で、二十世紀を旅したら素敵だろうなー、とか。
- せっかくiPhoneなので。
iPhoneを傾けたり揺らしたりして、動的にタイムラインや速度が変化したら、素敵だなー、とか。時間旅行って感覚により近くなるんじゃないかなー、とか。タイムマシンちっくに。
とかとか。
思うこととか
引用が多くなってしまうのだけれど。
二十世紀を旅できるって本当ですか?
20世紀が幕を閉じました。
全く新しいことがいくつも生まれ、
かけがえのないものがたくさん消えていった百年。
その激動の世紀が、今この瞬間と交差します。
ぼくらはもう一度見つめなおす必要があると思います。
この百年に何が失われたのか。
この百年に何が生まれたのか。
今世界で何がおこっているのか。~ 未来派図画工作
『The 21th Century Voyage(二十一世紀ボヤージ)』があり得るとすれば、その「2008年」には、きっとiPhoneのことが記されていることでしょう。
自分も、きっとこれをご覧になっているあなたも、おそらく21世紀の終わりを迎えることはできないでしょう。それは、人にとってはあまりに遠い未来。その時、世界がどう変わり、どう変わらなかったのか。それを知ることはできないけれど、時は流れ、いつかそこに辿りつき、また通り過ぎていく。
未来派図画工作さんの言葉を思い起こしながら、iPhone片手にしばし時間旅行に出てみるのもいいかもしれない。自分の居場所を確かめるために。
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