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iPhoto顔認識機能とか、MacBook Pro 17inch とか:Macworld Expo 2009。
Macworld Expo 2009 基調講演が終了。
新型 Mac mini、iMac、果ては iPhone nano まで、様々な事前予想が飛び交った割に、実際に発表されたのは控えめな内容だった。
その中で気になったものについて、メモ。
今回、発表されたのは、以下の 3つ。
- iWork, iLife ’09
- MacBook Pro 17inch
- iTunes Store DRMフリー&新価格
iTunes Store については、iPhoneユーザーとしては嬉しい3Gアクセスも可能になった。
ただ、現在は日本の iTunes Store には3G経由ではアクセスできない模様。(発表後の一定期間は、アクセスできたようだけれど。)
3G経由のアクセスで楽曲をダウンロードすると、相当なトラフィックを消費しそうなので、SoftBankによる制限がかかったのかもしれない。恒久的なものかどうかは、現時点では不明。
さて、今回の発表での注目ポイント。
- iPhoto の顔認識機能
まず、iPhoto の Faces機能。
(日本語訳だと「人々」になってますね。。イマイチな感じ。)自動で顔認識をして、人ごとに振り分けをすることができる。これは、色々と便利そう。
最近、写真が増えてきて整理も大変なので、これはアップデートする良い理由(口実)かもしれない。 - MacBook Pro のバッテリー駆動時間&アンチグレアオプション
次に予想通り発表された、アルミユニボディの新型 MacBook Pro 17inch。
バッテリー駆動時間が最大 8時間という驚異の長さ。代償としてバッテリーは内蔵で、交換は有償オプションとなってしまった。ただ、最大バッテリー充電放電回数1000回ということなので、普通に使っている分には問題なさそうだ。この辺には、枠に捕われず実利を取るAppleらしさが感じられて好ましい。
加えて、アンチグレアディスプレイも選択可能。つい最近 15inch MacBook Pro を購入した自分としては、アンチグレアは本当に羨ましいところ。オプション$50で、アンチグレアに換装可能とのこと。
ただ、ちょっと気になるのは、アンチグレアにするとディスプレイベゼルがシルバーになるっぽいこと。ベゼルがシルバーでキートップがブラックということで、MacBook Air ぽい見た目になるということだろうけれど、どうも付け焼き刃のような雰囲気を感じてしまう。デザイン的な意図があるようにも思えない。
- DRMフリー
最後に、iTunes Store の全楽曲DRMフリー化。具体的には、今まで 5つのPC・Macでしか再生できないという制限がついていたのが、完全に撤廃される。これで、iTunes Store で曲を購入する時の抵抗感が一つ減ることになる。「2009年3月末までに全楽曲をDRMフリー化」とのこと。
ただし、これはあくまで米Appleの話。
日本の iTunes Store での、全楽曲DRMフリー化は、まだ未定とのこと。(日本では無理か…?)とりあえず試してみると、以前購入した「Meryll」のアルバムがアップデート可能だったので、早速アップデートしてみた。アルバム一枚で450円。アップデートすると、「保護された AAC オーディオファイル」から「購入した AAC オーディオファイル」と情報が変わった。これで無事、DRMフリーに。
アップデート可能な楽曲がある場合には、iTunes Store TOPページ右上のクリックリンク部分に表示される。
今回の発表は、特に大きな驚きのない淡々としたものだった。(MacBook Pro 15inch を購入したばかりの自分としては、半分安心したところもあるのだけれど。)療養中の Jobs の復帰に合わせてインパクトのある発表を先送りしたのでは、と考えるのは、深読み&期待し過ぎだろうか。
良くも悪くも、Jobs の存在の大きさを実感させられた、Macworld Expo だった。
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Phil Schiller による基調講演の様子は以下よりどうぞ。
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