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映画『BEAUTIFUL LOSERS』(ビューティフル・ルーザーズ)が気になる。
アートの常識を覆した、あるムーヴメントにフィーチャーしたドキュメンタリー作品。
8/2(土)から東京・渋谷の渋谷シネマライズ他で公開。京都では、京都みなみ会館で 9/27(土)から。
舞台は90年代のアメリカ。スケートボード、サーフィン、パンク、ヒップホップ、グラフィティ…、自分たちの好きな音楽や遊びで時間を潰すために、ストリートに集まる若者たち。時間と体力をもてあまし、世間ではLOSERS(落ちこぼれ)のレッテルを貼られている彼らを変えたもの、それが「創作」である。
彼らを創作へと駆り立てたのは、アーロン・ローズ。NYに小さなギャラリー「ALLEGED(アレッジド)」(1992~2002)を構え、退屈している彼らに創作の場を与えた。そこに集まったメンバーに共通していたのは、美術教育を受けていないこと。
キーワードは「D.I.Y(Do it yourself)」の精神。自分たちで作品を作り、自分たちで展示をし、自分たちでネットワークを広げてムーブメントを作り上げていく「手作り」の心だ。
映画『Thumbsucker(サムサッカー)』の監督、マイク・ミルズも、「ALLEGED(アレッジド)」出身なんだそうだ。
アートに上も下もない。
創ることの楽しさを忘れそうになった時に、ふと見たくなる作品かもしれない。
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