映画『THE DARK KNIGHT』（ダーク・ナイト）の評価が非常に高い。

CMでは、ヒース・レジャー演じる悪役「ジョーカー」にフォーカスが当たっていて（はじめに観た時は、何かの悪役のスピンアウト作品かと思った。それほどの存在感。）、何の映画かよくわからなかったりするが、バットマンシリーズの最新作だ。

1989年から続くバットマンシリーズ実写版、第6作目。クリストファー・ノーラン監督による新生バットマンシリーズとしては第2作目。（第1作目は『BATMAN BEGINS』（バットマン・ビギンズ）（2005年）。）

その評価がすごい。
「ジョーカー」役のヒース・レジャーが急逝したという点でも話題性は十分だけれど、各所で「アメコミの域を越えた」「最高傑作」と賞賛の嵐だ。勢いもあると思うけれど、どこで見てもこれだけの評価を得ている映画ってなかなか無いんじゃないか。

アメリカでは2008年7月18日に4366館で公開され、『スパイダーマン3』の歴代オープニングを越え、1億5830万ドル（約169億円）で初登場1位を記録。『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』の公開16日目で3億ドル突破の記録を公開10日間で更新。『シュレック2』の公開43日で4億ドル突破を18日目で更新。記録づくめだ。

出演陣も豪華だ。

• ブルース・ウェイン/バットマン：クリスチャン・ベール
• ジョーカー：ヒース・レジャー
• ハービー・デント/トゥーフェイス：アーロン・エッカート
• レイチェル・ドーズ：マギー・ギレンホール
• アルフレッド・ペニーワース：マイケル・ケイン
• ジェームズ・ゴードン：ゲイリー・オールドマン
• ルーシャス・フォックス：モーガン・フリーマン

『崖の上のポニョ』も単なる子供向けアニメに留まっていない感じで興味津々なんだけれど（『崖の上のポニョ』クトゥルー神話説）、『ダークナイト』もかなり気になる。

テーマは、ダークサイドのヒーローとしてのバットマンの苦渋。ストーリー的にかなり救いが無いようなので、気軽にふらふら観に行く映画では無さそう。夏の夜。レイトショーでじっくり観て、余韻を楽しみながら夜道を帰るのも悪くないなと思う。

映画『ダークナイト』公式サイト